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No pain, no gain


by sharpens_you_up

ダルトン・トランボ

ダルトン・トランボ_a0036400_200989.jpgダルトン・トランボ
1905年12月9日生
コロラド州出身
関連サイト(ヤフームービー)

名作の裏にはドラマあり。これは有名なお話なのでしょうか?
僕は今日初めて知りましたのでここに書きます。
「ローマの休日」と脚本家ダルトン・トランボの逸話。

50年代初頭、ハリウッドには「赤狩り」と呼ばれる
共産主義思想をもった者たちを摘発しようとする凶行があり、
共産主義と認められた者はハリウッドのブラックリストに載せられ、
映画界の表舞台から追放されました。

そんな中、証言を拒否した10人の映画人「ハリウッドテン」のメンバーだったトランボは、
証言を拒否したことにより1年間の禁固刑に服し、その「赤狩り」の犠牲となった。

服役中、家族の生活費を稼ぐために書き上げたのが「ローマの休日」だった。
脚本料5万ドルはトランボに支払われたが、公の場に出られないトランボは
クレジットにイアン・マクレラン・ハンターの名前を借りて身を隠した。

そして「ローマの休日」はアカデミー脚本<原案>賞を受賞。
その名誉はイアン・マクレラン・ハンターに贈られることとなる。

この真実が世間に公表されるのは40年後の1993年だった。
トランボは追放期間中、偽名を使って18作の脚本を書き上げたらしいです。
そのうちロバート・リッチという偽名を使い、
1956年に「黒い牡牛」でアカデミー原案賞を受賞している。
受賞式には当然、ロバート・リッチは現れなかった。

こんな華やかで優雅な作品の裏側にはこんな暗い物語があったんですねぇ。
ハリウッドの暗い過去「赤狩り」は映画「マジェスティック」で僕は知ったんですが
あの映画ってこのトランボのような映画人がモデルになってたんですね。

逆境に負けることなくその才能を発揮したトランボの人生って
まさにハリウッド映画のようなんですけどね、映画化して欲しいなw
by sharpens_you_up | 2004-09-29 20:07 | 映画