No pain, no gain


by sharpens_you_up

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クリスマス

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クリスマスは東京プリンスホテル パークタワーに泊まりました。様々なライトアップでクリスマスの夜を演出してくれる東京タワーのおかげでとても贅沢な夜を過ごすことができました。
関連サイト(東京プリンスホテル パークタワー)

2006年は結婚&おめでたと僕にとって非常に大きな変化のあった年となりました。いままで自分のことしか考えないで生きてきたので、「家族のため子供のために生きていこう」と思えたことが一番大きな変化だなと思います。

産婦人科のエコー映像で子供と初対面したとき、この子と一緒に父親として成長していければいいなと思いました。責任の大きさに多少の不安もありますが、何も背負わずにダラダラ生きていくよりも、彼女と一緒に子供の成長を見守ったり、家族を守っていくという「いきがい」があったほうが僕は楽しいと思えました。

もちろんこれから楽しいことばかりじゃないと思うけども、彼女は人を楽しませたり、驚かせるのが得意な人なので、どんな辛い時もそうゆう彼女が彼女らしくあり続けられるようにするのが僕の使命だと思うので、それを守っていけるように頑張りたいと思います。

去年の今頃はとても今の自分を想像できませんでした。そう思うと来年はまたどんな年になるのか楽しみです。
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by sharpens_you_up | 2006-12-26 09:34 | 日常

タイタンの妖女

タイタンの妖女
カート・ヴォネガット・ジュニア 浅倉 久志 / 早川書房
ISBN : 4150102627
スコア選択: ※※※※※

最近は仕事が忙しく遊びに出かける時間がないので合間の息抜きに読みかけの小説を漁っている。今日読み終わったのはカート・ヴォネガット・ジュニアの「タイタンの妖女」。僕は市川拓司の「いま、会いにゆきます」で主人公が彼女とデートの待ち合わせの時に読んでいた本ということで気になり買った本なのだが、爆笑問題の太田光はこの本を「自分の人生を変えた本」と称し自らの事務所の名前を「タイタン」にしたというエピソードを持っている。

この本はいわゆるSF小説で非現実的な世界で繰り広げられる大人の書いた子供用の漫画といったストーリーなのだが、要所要所に現代に生きる人々に痛烈な皮肉を込めた社会風刺が入っていたり、最終的には人はなぜ生きるのかを問う哲学本となっている。

世界一の富豪の子供として生まれた主人公のコンスタントはその恵まれた環境から日々怠惰な生活を送っていた。自らは何もせず、ただ幸運だけで今の地位があるにもかかわらず、自分は神に選ばれた人間とおごれていた。そんな彼がある時、見えない何かの操作によって人生を翻弄される冒険に旅立つ。

コンスタントの冒険は宇宙規模で生殖、洗脳、戦争、宗教にまで及びながら壮大なスケールで展開していくのだが、結局それら人間が繰り返し行ってきた歴史的な事柄、しいては人類の起源はすべて他の惑星の生命体がすごいくだらない理由で操っていたものだったという落ちが待っている。

人生を弄ばれボロボロにされたコンスタントは最後に悟ったかのようにいいます。
「おれたちはそれだけ長い間かかってやっと気づいたんだよ。
 人生の目的はどこのだれがそれを操っているにしろ、
 手近にいて愛されるのを待っているだれかを愛することだ、と」

僕はこの本を読み終わり、社会を生きてる人はみなコンスタントと一緒なのかもしれないと思った。ただ人生は見えない何かに生かされているにしろ、大事なのは自由意志だよってヴォネガットは言いたかったのではないだろうか。

爆笑問題の太田光はこの本の感想を「人間が生きている意味なんて、大した意味なんてありません。だから安心してって言ってくれるんだね。世の中がこの世界に存在する意味なんて大したことじゃない。それでも、みんな未熟な人間達がいて、それでも人間は生きていていいんだよって最後言ってくれるの。それが凄くハッピーなんだよね。」と言っている。本の解釈は人それぞれでまた正解もないのだけれどもこの感想はほんと太田さんらしい見解だなって思った。
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by sharpens_you_up | 2006-12-04 19:59 | 書籍

白夜行

白夜行
東野 圭吾 / 集英社
スコア選択: ★★★★★

今年の正月から読み始めた小説です。文庫本のくせに854ページもあり辞書と変わらない厚さだったため普段持ち歩くことができず読み終わるのに11ヶ月かかりました。いまは達成感でいっぱいです。

a0036400_23564.jpg本の厚さがフリスクの横幅と同じ。

この白夜行も東野圭吾の作品。今年TBSでドラマ化されたらしいがそれは見てないのだけども原作を読む限りではこれをどうやってドラマ化したのかが非常に気になります。たぶん原作とはほど遠いものになっているに違いない。DVDになっていたらTSUTAYAで借りてみよう。

とにかく長いお話だった。幼少時代に起きたとある事件をきっかけに裏の世界で相利共生することになった男女の19年間もの長い歳月を綴った物語。
主人公の桐原亮司と西本雪穂。表の世界では全く別の道を歩んでいるこの二人が次々と起こる忌まわしい事件の中で「裏で何やってんだ!」ってお話です。

ある時主人公の雪穂は言います。
「一日のうちには太陽が出ている時と沈んでいる時がある。
 それと同じように人生にも昼と夜がある。
 もちろん実際の太陽みたいに定期的に日没と日の出があるわけじゃない。
 人によっては、太陽がいっぱいの中を生き続けられる人がいる。
 ずっと真っ暗な深夜を生きていかなきゃならない人もいる。
 わたしはね、太陽の下を生きたことなんかないの。」

この白夜行とはそんな闇(夜)の世界を生きる彼ら二人の人生のタイトルです。
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by sharpens_you_up | 2006-12-02 23:55 | 書籍